7日の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本の円安けん制で円買いが強まり、一時153円86銭まで下落。其の後は為替介入の警戒が弱まり、日経平均株価は強含みを受けた円売りで154円63銭まで切り返した。ただ、材料難のため夕方にかけて154円前半に失速した。

・ユーロ・円は165円71銭から166円47銭まで上昇。

・ユーロ・ドルは1.0776ドルから1.0754ドルまで値を下げた。

・日経平均株価:始値38,636.23円、高値38,863.14円、安値38,541.97円、終値38,835.10円(前日599.03比円高)

・17時時点:ドル円154円10-20銭、ユーロ・円165円90-00銭

【金融政策】

・豪準備銀行:政策金利を4.35%に据え置き

【経済指標】

・スイス・4月失業率:2.3%(予想:2.3%、3月:2.4%)

・独・3月貿易収支:+223億ユーロ(予想:+224億ユーロ、2月:+214億ユーロ)

・独・3月製造業受注:前月比-0.4%(予想:+0.5%、2月:-0.8%←+0.2%)

【要人発言】

・十倉経団連会長

「為替は中長期的にファンダメンタルズを反映するのが望ましい」

「いくらなんでもドルが150円超とは円が安すぎる」

・ブロック豪準備銀行総裁

「再利上げの必要があるかもしれないが、必ずしもしなければということではない」

「会合では金利引き上げの選択肢について議論した」

:林官房長官

「為替介入について、実施の有無を含めコメントを控える」

・神田財務官

「過度な変動や無秩序な動きがあれば政府が適切に対応」

「ファンダメンタルズに沿った安定推移が重要」

「各国当局と意思疎通を密に連携を続けることに変わりはない」