ソシオネクスト<6526>:4670円(+681円)

大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3100円から5200円に引き上げている。CSPの3nmカスタムチップの商談を獲得する可能性が高まっており、中長期成長見通しは改善したと判断しているようだ。上記商談の製品売上が26年度には約200億円立ち上がってくると想定、同年度の営業利益予想はコンセンサスを14%上回る水準と予想。





岩谷産<8088>:8870円(+470円)

大幅続伸。政府は原子力を活用した水素製造の実証を2028年にも始めると報じられている。3月下旬には小型原子力炉の安全確認試験に成功しているもよう。再生エネだけでなく原発からも作る技術を確立して民間の供給体制を後押ししていく方針のようだ。水素市場の拡大につながっていくものとして、関連株と位置付けられる同社に関心が向かう展開。なお、モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を12830円に引き上げていることも材料視。





花王<4452>:6104円(+303円)

大幅続伸。香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが同社にマーケティングの改善を求め、主要な化粧品とスキンケアブランドの国際的な成長に重点を置くよう要請したと伝わっている。オアシスでは、マーケティングが改善された場合、「株価は1万円を超え、現在の株価水準から76%以上上昇する」との試算を示しているもよう。経営改善への期待感や実質的な株価価値を見直す動きが優勢に。





荏原製<6361>:13800円(+530円)

大幅反発。回路線幅が2ナノメートルに対応する半導体研磨装置の開発にメドをつけたと報じられている。微細な回路の層をより多く積み重ねるために、各層をこれまでよりも平たくすることができるようだ。半導体メーカーとの共同開発進め、2025年頃に実用化を目指しているもよう。韓国サムスン電子や台湾TSMCが25年に2ナノ品を量産するとみられる中、今後の展開力に対する期待感が先行へ。





スルガ銀<8358>:906円(+41円)

大幅続伸。岡三証券では投資判断「強気」」、目標株価1070円でカバレッジを開始している。貸出金・貸出債権の残高反転に伴う増収増益、それに伴う増配の段階に入りつつあると評価しているもよう。当面の与信コストは低位にとどまるほか、有証売却損の影響が剥落する25年3月期は大幅な増収増益が期待できるとしている。また、クレディセゾンとの資本業務提携については、両社の親和性は高く中長期的に様々な提携メリットが期待できると指摘。





カウリス<153A>:3050円(+212円)

上場来高値。関西電力<9503>のグループ企業である関西電力送配電(大阪市)とともに提供する電力契約データを活用した不正検知サービスについて、電力契約者の氏名・電話番号・住所などの個人情報を利用できるとして、経済産業省、個人情報保護委員会、国家公安委員会の3省庁からグレーゾーン解消制度の回答を受領したと発表している。これにより、金融機関の新規口座開設の審査業務などの効率化につなげられるという。





エネチェンジ<4169>:566円(+28円)

大幅に続伸。投資家から今月寄せられた主な質問とその回答を開示し、3月27日に開示したEV充電事業のSPCスキームに係る会計処理について、同スキームを連結決算に合算する影響などで23年12月期の営業損失が8.00億円程度増加する見込みであると明らかにしている。また、6月28日までの提出期限延長が承認された有価証券報告書に関して期限内提出を実施していくと強調しており、売り材料出尽くし感から買いが入っているようだ。





ジェネパ<3195>:264円(+22円)

大幅高。自社ECサイト群を基礎としたプラットフォーム事業(USP事業)を開始すると発表している。ECモール最適化のノウハウを活用し、特定のテーマ別ECや特色ある決済手段等のサービスを備えたECなど既存のECモールでは実現しにくい自社ECサイトを多数構築し、有機的に結合させる。第1弾として3サイトを立ち上げ、数カ月間でマーケティング情報の分析及び改善サイクルを構築し、1年以内に10サイト程度まで拡大していく予定。