5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。政府や日銀による円安けん制を受け、151円30銭台から150円80銭付近まで下落する場面もあった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解でドル買いは継続し、151円台に再浮上している。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円804銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。

【経済指標】

・日・2月家計支出:前年比-0.5%(予想:-2.9%、1月:-6.3%)

・豪・2月貿易収支:+72.80億豪ドル(予想:+105.00億豪ドル、1月:+100.58億豪ドル←+110.27億豪ドル)

【要人発言】

・植田日銀総裁

「物価の基礎的な上昇率、今後徐々に高まっていく」

「4月の展望リポートに向け物価見通しを再度確認しているところ」

「為替市場の動向、経済・物価への影響を注視する」

・鈴木財務相

「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」