■SDGsへの取り組み



ホットリンク<3680>は、「Make the World “HOTTO”」「人と社会のつながりを再設計し、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる社会の実現に貢献する」を存在意義として掲げている。SDGsへの取り組みの必要要素として、現在の主力事業であるSNSマーケティングと中長期的な事業の種であるブロックチェーン技術を挙げている。SNSマーケティングでは、消費者と企業が直接つながることで製品・サービスの企画・生産から消費まで無駄がなく効率的であるため、持続可能な生産・消費の形の模索につながっている。ブロックチェーン技術においては、「Famieeプロジェクト」への人的・資金的サポートを通じて、ジェンダー平等の実現を支援している。同プロジェクトでは、多様な家族形態が当たり前となる社会を実現するために、LGBTカップル等、法律上夫婦・親子と認められない家族に対して、ブロックチェーン技術を活用した家族関係証明書を発行し、勤務先の福利厚生や住宅ローン・生命保険の受取人指定などのサービスを、家族としての提供が可能となる企業ネットワークを作っている。2024年2月時点で大手企業・自治体を含めた88社が導入しており、今後もネットワークの拡大が予想される。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)