リケンNPR<6209>は15日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は1,385.86億円、営業利益は87.64億円、経常利益は116.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益は263.24億円となった。同社は2023年10月2日設立のため、対前期増減率は記載していない。



同社グループと関連の深い自動車産業において、半導体の部品不足などによる生産調整が解消してきたことにより、日本及び海外の自動車生産台数は前年比で増加となった。損益面については、その増加による効果に加えて、原価低減の推進、エネルギー原材料価格上昇分の価格転嫁、親会社株主に帰属する当期純利益においては、経営統合による負ののれん発生益192億円等を計上している。



自動車・産業機械部品事業の売上高は1,080.94億円となり、セグメント利益は65.07億円となった。



配管・建設機材事業の売上高は174.43億円となり、セグメント利益は5.58億円となった。



その他の売上高は157.82億円となり、セグメント利益は12.08億円となった。同セグメントはEMC事業、熱エンジニアリング事業および商品等の販売が中心となる。



2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比23.4%増の1,710.00億円、営業利益は同18.7%増の104.00億円、経常利益は同9.2%増の127.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同69.6%減の80.00億円を見込んでいる。但し、2024年3月期に計上した負ののれんの発生益を除くと親会社株主に帰属する当期純利益は、同9億円の増益としている。