【ブラジル】ボベスパ指数 131689.37 +1.61%

27日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2080.32ポイント高(+1.61%)の131689.37で引けた。日中の取引レンジは129612.94-131696.37となった。



買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。通貨レアル高の進行が好感され、買いは継続した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手がガリ。一方、昨年10-12月期の国内総生産(GDP)などが今週後半に発表されるため、買い一巡後はやや伸び悩む展開となった。



【ロシア】MOEX指数 3208.99 -0.13%

27日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比4.18ポイント安(-0.13%)の3208.99ポイントで引けた。日中の取引レンジは3203.58-3224.52となった。



前半はプラス圏で推移する場面もあったが、その後は売りに押された。昨日の大幅上昇を受け、利益確定売りがやや優勢となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が支援材料となった。また、欧米が欧米がロシアに対して強力な政策を追加するとの懸念がやや後退していることも引き続き好感された。



【インド】SENSEX指数 73095.22 +0.42%

27日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比305.09ポイント高(+0.42%)の73095.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同76.30ポイント高(+0.34%)の22198.35で取引を終えた。



前日の終値近辺でもみ合った後は後半上げ幅を拡大させた。中国政府が景気対策を追加するとの観測も対中輸出の拡大期待を高めた。また、欧州市場の上昇も終盤のサポート材料となった。



【中国本土】上海総合指数 3015.48 +1.29%

27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.46ポイント高(+1.29%)の3015.48ポイントと反発した。昨年12月4日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復している。



中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。李強・首相は26日に主催した学習会で、「全国統一大市場」の建設に向け、各種の障壁を撤廃するよう求めた。経済のボトルネックを解消し、国内市場を強化するという。向こう1年間の政策運営方針を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を来週3月5日に控え、追加の経済対策に対する期待感も続いている。当局の株価対策もプラス。外電が27日報じたところによれば、「国家隊」と呼ばれる中国政府系投資会社は今年に入り、およそ4100億人民元(約8兆5730億円)でETF(上場投信)を買い付けた。大量購入はさらに続くと予想している。指数は引けにかけて上げ幅を広げた。