アメリカメディアなどがイスラエルが19日、イラン中部に攻撃を行ったと報じている事に対し、イラン政府高官は直ちに報復攻撃を行う計画はないとの考えを示した。

アメリカメディアによると、イスラエルが19日、イラン中部のイスファハンにある空軍基地を攻撃した。イラン側は防空システムが作動し、被害はなかったとしている。

ロイター通信はイラン政府高官の話として、外部から攻撃されたとの認識はなく、「イランがイスラエルに対して直ちに報復する計画はない」と話したという。また、イラン国営通信も欧米メディアが誇張し、イスラエルと関連付けようとしていると伝えている。

一方、シリア国営通信などは、イスラエル軍が19日、シリアとイラクの防空システムを攻撃したと伝えた。イスラエルからイランへ直接、攻撃するためには上空を飛行する必要があるため、事前に防空システムを破壊した可能性がある。

また、極右であるイスラエルの国家安全保障相はSNSに「弱々すぎる!」と投稿していて、イスラエル軍によるイランへの今回の攻撃が、限定的だったことを示唆した。

(画像は、ハマスのメディアより)