衆議院の3つの補欠選挙で自民党が全敗したことについて、岸田首相は「真摯(しんし)に重く受け止めている」と述べた。

岸田首相「補選の結果については、真摯に重く受け止めている。政治資金の問題が、大きく重く足を引っ張ったこと、申し訳ない」

岸田首相は、記者団の取材に「結果を重く受け止めて、総裁としても政権与党としても、課せられた課題に1つ1つ取り組んで結果を出すことによって、責任を果たしていかなければならない」と述べた。

その後、自民党の執行部の交代についての質問には、「国民の信頼回復に向けて、全力で取り組んでいきたい」との答えにとどめた。

一方、衆議院の解散については、「結果を出すことに専念しなければならない。解散総選挙についてはまったく考えていない」と従来の考えをあらためて示した。