年利60%の高利貸し疑惑をめぐり、日本維新の会に所属する中条きよし参院議員と「週刊ポスト」側の主張が真っ向から対立している。

中条きよし議員の事務所「新たな記事を拝見したが、弁護士と相談して粛々と対応を進めていきたい」

週刊誌側が新たに報じた記事に対し、9日、中条議員の事務所がコメント。
両者の応酬が続いている。

この問題は、中条議員が国会議員になる前、「知人に違法な60%の高金利で1000万円を貸し付けた」などと週刊ポストが報じたことが発端。

この疑惑について8日、初めてカメラの前で取材に応じた中条議員。

知人に1000万円を貸したことは認めたものの、違法な高金利での貸し付けは事実無根と否定した。

日本維新の会・中条きよし参院議員「金利の話がありましたけど事実無根です。契約書もありますけども、金利の部分は空欄になっています。金利をもらおうと思ったことは一度もない」

中条氏の年利60%疑惑完全否定を受け、週刊ポストの発行元の小学館などが運営する「NEWSポストセブン」が8夜に新たな記事を掲載。

「この利息の部分は『12』と活字で書かれていた部分に取り消し線が引かれ、下に手書きで『60』と記された上でA氏のものと見られる訂正印が捺してあった」NEWSポストセブンより

入手した契約書には60%という金利が記入されている、と中条氏の発言を否定した。

両者の主張が対立する中、真相は...。

9日、中条議員の事務所が新たにコメントを発表した。

中条きよし議員の事務所「今回は週刊誌側からの追加取材はなかった。新たに記事を拝見したが、弁護士と相談して粛々と対応を進めていきたい」

さらに、日本維新の会の馬場代表は、資産報告書の訂正について「党としてこの問題に何かコミットしていくことはやらない。処分等含めて、党として何かすることは現時点で考えていない」と述べた。