J1リーグ第7節の1試合が開催

 J1リーグは4月6日、第7節の1試合が行われ、北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪の一戦は、ホームの札幌が後半に奪った1点を守り切り、1-0で勝利した。開幕から未勝利が続いていたなか、リーグ戦の連敗を5でストップし、待望の初勝利をマークした。

 札幌は前節までの6試合で1分5敗と勝ち星がなく、最下位に低迷。ミッドウィークに開催された名古屋グランパスとの一戦ではDF馬場晴也のゴールで先制も逆転を許し、泥沼の5連敗を喫した。一方、消化試合が1試合少ないG大阪は2勝3分の負けなし。開幕から6戦無敗のクラブ新記録が懸かった一戦になった。

 立ち上がりから一進一退の攻防が続いたなか、アウェーのG大阪にチャンスが到来する。前半29分、ゴール前でフリーキックのチャンスを得ると、FWイッサム・ジェバリが右足で狙ったボールは惜しくも右ポストを直撃。さらにその直後、コーナーキックの場面でDF中谷進之介が中央で競り勝ったボールにDF福岡将太が反応してゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定で取り消しとなった。

 対する札幌は良い形で攻撃を仕掛けられず、前半はこのままスコアレスで終了したなかで後半序盤、またもG大阪にチャンスが到来。同3分、MF食野亮太郎がゴール前へ仕掛けると、スルーパスに反応したMF坂本一彩が滑りこみながらシュート。GKに阻まれたこぼれ球をジェバリが右足で狙ったが、ゴール枠内に入った相手DFに阻まれた。

 劣勢を強いられた札幌は、カウンターを軸にG大阪ゴールへ接近も、決め手を欠く状況が目立つ。それでも後半18分、相手ゴール前へ攻め込んだ流れで、MF駒井善成からパスを受けたMF荒野拓馬がペナルティーエリア手前から右足で狙うもこのシュートはクロスバーに直撃。荒野は思わず天を仰いだ。

 すると後半28分、ついに均衡が破れる。札幌が攻勢に出たなかで、右サイドでMF浅野雄也からパスを受けたMF長谷川竜也がファーサイドへクロスを送ると、大外でMF宮澤裕樹が頭で反応。渾身のヘディングシュートがゴールにつながり、2試合連続で先制に成功した。

 その後、G大阪は後半36分、左サイドをオーバーラップしたDF黒川圭介のクロスから最後はDF中野伸哉が押し込んで同点かと思われたが、直前のプレーで黒川がオフサイド判定となりノーゴールに。その後もスコアを動かせず、札幌がホームサポーターの前で今季初勝利を奪った。

FOOTBALL ZONE編集部