バルサ戦では途中出場も敗戦

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間5月13日、ラ・リーガ第35節でFCバルセロナと対戦し、0-2で敗れた。日本代表MF久保建英は後半25分から途中出場。ピッチに立ち、即シュートを放つなど攻撃に参加したが、手痛い敗戦となった。2試合連続のベンチスタートの久保だが、“古巣”バルサ戦の前にはファンから大きな声援を受けていた。

 ソシエダは前半40分、FWラミン・ヤマルに先制点を浴びると、反撃に出たい後半25分に久保を投入。出場から約2分で右サイドを切り裂き、シュートを放ったものの、これは相手GKにセーブされた。1点がほしかったソシエダだが、終了間際にセットプレーからDFアルバロ・オドリオソラがハンド。試合は流れていたが、約3分後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入後、オン・フィールドレビューで確認しPK判定となった。これをFWハフィーニャに決められて痛恨の追加点を奪われ、試合終了。勝ち点を積めず順位は欧州カップ戦圏外の7位のままとなった。

 攻撃のカギを握る久保は、古巣戦の前で大人気だった。スペイン紙「スポルト」は公式X(旧ツイッター)で試合前にファンサービスに応える様子を公開した。22歳の久保はファンから写真を求められると、1人1人に応えつつ、スペイン語で「もういい年齢ですね……」とつぶやくシーンが納められていた。

 同紙は「久保の新たな迷いを受け止めよう」と綴って、投稿。ファンから「振り回されてる」「流石の人気っぷり」「タケ人気者すぎる」と反響が寄せられていた。

FOOTBALL ZONE編集部