久保は途中出場

 スペイン1部レアル・ソシエダは5月13日、ラ・リーガ第35節でFCバルセロナと対戦し、0-2で敗れた。日本代表MF久保建英は後半25分から途中出場し、シュートで攻撃を活性化したが、勝利に貢献できず。試合後、イマノル・アルグアシル監督は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について疑問を呈し、変更を要求した。

 ソシエダは前半40分、FWラミン・ヤマルに先制点を浴びると、反撃に出たい後半25分に久保を投入。出場から約2分で右サイドを切り裂き、シュートを放ったものの、これは相手GKにセーブされた。

 1点がほしかったソシエダだが、終了間際にセットプレーからDFアルバロ・オドリオソラがハンド。試合は流れていたが、約3分後にVARの介入後、オン・フィールドレビューを実施しPK判定となった。これをFWハフィーニャに決められて痛恨の追加点を献上。このシーンについて、試合後イマノル監督は疑問視している。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「イマノル、オドリオソラのペナルティーを受けてVAR管理の変更を要求」と見出しを打って、約3分後にVAR介入となった事態について報道。「イマノル・アルグアシルは審判批判をせず、結果の言い訳はしない」と、自分の意見を冷静に説明したようだ。

「もちろん(VARとその管理において)改善すべき点はたくさんあると思う。遅れてのペナルティーでしたが、改善につながればと思う。今日の運営は要注意、3分も経てば意味が分からない。あの行為のせいで我々が負けたわけではないが、フットボールの利益のために同じことが二度と起こらないことが重要」

 バルサを率いたシャビ・エルナンデス監督もPKの宣告には「驚いたと認めた」という。両軍にとって“まさか”のPKとなったようだ。

FOOTBALL ZONE編集部