今季セリエA優勝のインテルが獲得に関心

 オランダ1部AZアルクマールに所属する日本代表DF菅原由勢の獲得を巡り、イタリア1部の名門インテルが関心を示していることが判明したなか、現地メディアは主力の契約動向次第では一気に契約がまとまる可能性を指摘している。

 イタリア紙「トゥットスポルト」によると、インテルの菅原獲りで鍵となるのは、オランダ代表DFデンゼル・ダンフリースの契約動向だという。右ウイングバックに君臨してきた主力のダンフリースとの契約は2025年6月末まで。現時点で契約更新の話はまとまっていない。

 また、ダンフリースにはプレミアリーグのクラブから3000万〜3500万ユーロ(約50億円〜59億円)のオファーが届いている。仮に契約更新しなかった場合、「この日本人がポールポジション」と伝えられ、状況次第では菅原獲りへ本腰を入れる可能性も指摘された。

 2019年のAZ移籍から5年目を迎えた23歳の菅原にはインテルのほか、エバートンやブライトンのプレミア勢やブンデスリーガのヴォルフスブルクからも熱視線が送られ、2025年6月いっぱいでAZと契約が切れることから、今夏の去就動向が注目を浴びている。

 そんななかで「トゥットスポルト」紙は「クラブの構想に入っている。ダンフリースが契約を更新しなかった時、ドミノ式に契約が決まっていく」と、インテル入りが加速する可能性にも言及。今季セリエAで3季ぶり20度目の優勝を果たした名門クラブへの移籍は、果たして実現するだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部