UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アーセナル対ポルトが現地時間12日に行われた。ホームのアーセナルが1点を奪い、2戦合計1-1で延長戦に突入。PK戦の末にアーセナルが準々決勝進出となった。アーセナル指揮官ミケル・アルテタが勝利の立役者を絶賛している。

 アウェイで行われた第1戦では0-1の敗北を喫したアーセナルだったが、第2戦では41分にレアンドロ・トロサールのゴールで先制に成功。延長戦に突入するも決着はつかず、試合はPK戦へ。

 アーセナルは4人全員がPKを成功。そして、この試合のヒーローになったのは守護神のダビド・ラヤだった。2人目のキッカーだったヴェンデウと4人目のガレーノのPKを見事ストップ。120間もの間ポルトを0に抑え、さらにPKを2本止めてチームを準々決勝進出に導いた。

 アーセナルの公式サイトがミケル・アルテタ監督の試合後のコメントを掲載。同指揮官は「魔法だ。我々が予期していたことだ。本当にタフな相手だった。良くオーガナイズされていた。試合の中で再現性を生み出すのはとても難しかった」とポルトを称えた。

 また、この試合のヒーローとなったラヤについては「今日は彼を心配する必要がなかった。私はこのような展開になっても、とても落ち着いていた。彼のボディランゲージを見ると、彼のポジションの取り方、周りの環境に影響を受けなかった。それはGKにとって、とても重要なクオリティなんだ」と絶賛している。

 ラウンド16で圧巻のパフォーマンスを見せたラヤは、アーセナルをベスト4に導くことができるだろうか。

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