アーセナルに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの去就に注目が集まっている。これを受け、チームの指揮官であるミケル・アルテタ監督が、他クラブからラムズデールへ向けられる関心について言及した。英紙『ミラー』が3日に報じている。

 ラムズデールは昨シーズン公式戦41試合に出場(プレミアリーグのゲームには全試合フル出場)し、チームのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権獲得に大きく貢献した。しかしながら今季はブレントフォードからローンで加入したダビド・ラヤに正守護神の座を奪われ、FAコミュニティ・シールドを含む11試合の出場にとどまっている。

 3月のインターナショナルブレイク中に行われた国際親善試合で、ラムズデールはイングランド代表のメンバーに選出されたものの、行われた2試合のうちどちらでも出番がなかった。そんな中、英紙『デイリーメール』が1日に「ニューカッスル・ユナイテッドがラムズデールへ興味を持っている」と伝えた。

 ニューカッスルからの関心についてアルテタ監督が問われた様子を、『ミラー』が報じている。同監督は「それに関してはノーコメントだ」と断りつつ、「来季もラムズデールはアーセナルに在籍する可能性はあるのか」という質問に対し、次のように答えている。「アーロンは我々の選手であり、契約を結んでいるからここにいる。それは揺るぎない事実だ」

 6月には、ドイツでEURO2024が開催される。『ミラー』によると、イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督は出番を失っているラムズデールの現状に対し「理想的でない」と述べたという。先の国際親善試合に選出されたジョーダン・ピックフォード、ジェームス・トラフォードの2名は、それぞれの所属チームで今季のリーグ戦全試合にフル出場を果たしている。出場試合数で考えるならば、ラムズデールはナショナルチームにおいても大きく遅れをとっている。

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