スコティッシュ・プレミアシップ第30節、セルティック対セント・ジョンストンが現地時間16日に行われた。試合はホームチームが3-1で勝利し、セルティックは首位に浮上している。日本代表FW古橋亨梧は、4試合ぶりのスタメン出場を果たし1G1Aの活躍を残している。スコットランドメディア『67 Hail Hail』が報じている。

 この試合では、古橋が4-3-3で古橋がCF、前田大然が左ウイング、岩田智輝がアンカーで先発した。怪我から練習に復帰したばかりの旗手怜央は小林友希とともにメンバー外となっている。

 立ち上がりからボールを支配して相手を押し込み優位に試合を進めたセルティックは、29分に相手DFの裏をとった古橋がチャンスを迎える。しかし、古橋のシュートは戻ってきたDFにうまくブロックされてしまった。

 すると40分、右サイドからFWニコラス・ゲリット・キューンが送り込んだクロスに対して、古橋が頭で合わせて先制点を奪う。さらに46分には、古橋が左サイドから上げたクロスにキューンが合わせて追加点を奪った。68分にもう1点を追加したセルティックは、81分に1点を返されたものの3-1で快勝。暫定首位に浮上している。

 今冬にアダム・アイダが加入してから、古橋はベンチスタートが続いていた。しかし、交代出場が続く中でしっかりと結果を残しており、この試合のゴールにより公式戦2戦連発の15得点目、リーグ戦では10ゴール目で、加入以来3シーズン連続の2桁得点を達成している。

 セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督は、古橋について「明るいし、動きもシャープで良かった」と述べた上で、「最初のゴールの時、彼はとても勇敢だった。他のストライカーはキーパーが抜けてくると邪魔にならないように頭を動かすかもしれないが、彼はそうせず、ゴールを決めた」と、得点シーンの古橋の動きを絶賛している。

 同メディアは、古橋の活躍について「日本人スターの成績は並外れたものだ」と述べた上で、4月に控えるレンジャースとの首位決戦について、「過去11試合で7ゴールを決めている。もし彼が再びギアを上げ始めたら、対戦相手にとって悪いニュースとなるだろう」と、古橋の活躍が優勝を左右する可能性があると指摘していた。

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