UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝2ndレグ、バイエルン・ミュンヘン対アーセナルの試合が現地時間17日に行われ、アーセナルは0-1の敗戦を喫した。試合後、チームを率いるミケル・アルテタ監督は、バイエルンに敗れた理由について語っている。英メディア『90MIN』が報じた。

 アーセナルを率いるアルテタ監督は、カイ・ハフェルツやマルティン・ウーデゴール、ブカヨ・サカなどの主力メンバーを先発起用した。なお、日本代表の冨安健洋も左SBで先発出場を果たしている。

 ホームでの1stレグは引き分けに終わったため、勝利が必須だったアーセナル。前半から両チームがチャンスを作るものの、なかなかゴールを奪えない展開が続いていた。そんな中、63分に均衡が破れる。ラファエル・ゲレイロのクロスにヨシュア・キミッヒが頭で合わせて、バイエルンが先制点を決めた。

 追いかける展開となったアーセナルは、FWガブリエウ・ジェズスやFWレアンドロ・トロサール、FWエディ・エンケティアなど攻撃的な選手を次々と投入する。しかし、得点を奪えずに、最終的にアーセナルは0-1の敗戦を喫している。この結果、2戦合計2-3でアーセナルの敗退が決まった。

 試合後、アルテタ監督は、「ボックス周辺での輝きが勝利を掴むために必要だった」と前置きした上で、バイエルンに敗れた理由について次のように分析していた。

「彼らのミスか、それとも私たちの魔法のようなプレー、それが引き分けの鍵を握っていた。最後に我々は勝ちきれなかったが、勝てる可能性もあった。試合の中では、我々が彼らより優れていたこともあったし、優位に立つ瞬間もたくさんあった」

 また、「選手たちは疲れ果てている」と明かし、「我々は敗北を乗り越えなければならない。豊富な経験を持つチームと対戦した。今こそ選手たちに寄り添うときだ。彼らは私たちのサポートを必要としている」と、敗北から立ち直るのには時間がかかると言及していた。