マンチェスター・ユナイテッドに所属する29歳のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは、チームに欠かせない主力選手だ。しかし、チームの新共同オーナーとなったジム・ラトクリフ氏の方針により、移籍の可能性が高まるかもしれない。英メディア『マンチェスター・ワールド』が報じている。

 フェルナンデスは2020年1月からマンUに在籍し、今季は公式戦47試合に出場して15得点12アシストを記録。ほとんどの試合でフル出場を果たし、主将としてチームを引っ張っている。まさに、チームの大黒柱とも言えるべき存在で、それはデータにも表れている。同メディアによると、フェルナンデスは今季90分あたり平均3.3回のチャンスを演出しており、リーグトップクラスの数字を叩き出していたという。

 フェルナンデスの契約期間は2026年6月までとなっており、契約を延長する可能性が浮上している。しかし、同メディアは「ラトクリフ氏のイネオスが全体的な給与支出を削減し、選手の権限を制限しようとしているため、ユナイテッドはクラブキャプテンに新たな有利な契約をオファーすることに消極的だ」と報じ、フェルナンデスに対してクラブ側が高額なオファーを提示することに躊躇することもあり得るとの見解を示した。フェルナンデスはマーカス・ラッシュフォードと同等の条件の契約を求めているとされ、スムーズに契約延長まで辿り着かないかもしれない。

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