子どもの反抗期は親にとって悩ましいもの。ですが、筆者の知人Aさんは息子に「クソババア!」と言われてしまったにもかかわらず大喜びしたそうです。子どもの反抗期を盛大にお祝いして、反抗期に対抗したAさんから聞いた体験記を早速ご覧ください。

ついにきた! 反抗期

Aさんは中学生の1人息子を育てるママ。思春期に差し掛かった息子は最近反抗的な態度を見せるようになってきましたが、Aさんはそれすらも楽しんでいました。

息子が小さな頃から育児書と照らし合わせ息子の成長を噛み締め喜んできたAさん。「そろそろかなぁ〜」と思っていた反抗期がやってきたのはAさんにとって喜ばしいことだったのです。

「クソババア!」

ある日、息子の暴言を聞いたAさんはこれさえも大喜び。そしてAさんがとった行動とは……?

「クソババア記念日」を祝してパーティー

あんなにかわいかった息子の口から「クソババア」という言葉が出るなんて! 間違いなく反抗期に
突入した証であり、息子が大人への第一歩を歩いているということです。

Aさんは「クソババア」と言われた今日を「クソババア記念日」として盛大にお祝いすることにしました。ケーキのプレートには「クソババア記念日」と書かれたプレートが立てられていて、その他にも息子の大好物ばかり並べてみました。

「今日は初めてクソババアって言われた記念日だわ!」

はしゃぐAさんのノリに渋々付き合ってくれる夫。パーティーの主役の息子は呆れ顔です。

息子の反抗期……その後

クソババアと言われ、喜んでパーティーを開催してからというものの息子の暴言はピタリと収まりました。Aさんはこれからもっと言われることを覚悟していたので拍子抜け。

息子は「クソババア」と言っても母親を喜ばせるだけだと悟り、反抗する気力を失ってしまったのです。

「次のクソババアはいつかしら?」ワクワクで待っていたAさんは肩透かしをくらった気分。しかし、まだまだAさんの楽しみはなくなりません。

反抗期

Aさんが予習していた反抗期は“無視”や“物に当たる”があります。こういった行動が見られたときにもAさんはもちろんお祝いをするつもり。

息子は自分の様子を見ながらワクワクしている母親が恐ろしく感じられて、無駄な反抗をやめてしまいました。

こうしてAさんは楽しみにしていた反抗期をそれほど楽しむことなく、息子は大きくなっていったそうです。

こんな風な例は珍しいかもしれませんが、Aさんのように子どもの反抗期を楽しむという意識を持つのもいいかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶