婚活パーティーのスタッフとして勤務している知人女性から聞いた話です。
パーティーでは、お互いが合意の上で連絡先を交換出来るシステムを確立しているので、場合によっては誰とも連絡先を交換出来ないケースもあるようです。
でも、それに納得いかず、1人の男性利用者が暴走をし始めたことがあったそうで……。

マッチング発表の後

知人女性は、婚活パーティーのスタッフとして勤務しています。
彼女の勤める会社では、パーティーの最後に男女それぞれ、マッチング希望を第3希望まで提出する仕組みとなっていました。
それでお互いに希望がマッチしたカップルが、最後に連絡先を交換するという流れです。

そして、パーティーの最後にいつものようにカップル発表を行うと、1人の男性利用者があからさまに不満げな表情を浮かべ、こちらを睨みつけてくるではありませんか!
男性は誰ともマッチング出来なかったので、それが不服だったようです。

男性の言い分に唖然……

案の定、男性利用者はパーティーが終わるや否や、司会進行を務めていた知人女性に食って掛かりました。
「おい! こっちは金払って来てんのに、誰とも連絡先を交換出来ないなんておかしいだろ!」が男性の言い分です。

ですが、パーティーの参加者同士の相性もありますし、その男性利用者以外にも、連絡先を交換出来ない利用者は沢山います。
こればかりは、その時の運次第としか言えないのが婚活パーティーなのです。

でも男性の暴走は荒ぶるばかりで、遂には「お詫びに誰か、女を紹介しろや!」と言って、会場内のテーブルを足蹴りし始めました。

自ら可能性の芽を摘む結果に

婚活パーティーはホテルで行われていた為に、騒ぎを聞きつけたホテルスタッフが駆け付け、男性に「これ以上、迷惑行為を行うのならば通報する」との警告を行いました。
それを聞いて、さすがに男性利用者も「マズイ」と思ったのか、それから舌打ちをして「もう2度とこんなパーティー来ねえよ!」との捨て台詞を残して、会場を去って行きました。

その結果、男性利用者の夢は叶えられる結果となります。
この男性の行為は迷惑行為とみなされ、知人女性の勤務するパーティー会社が主催するイベントは全て出禁となってしまったのでした。

素敵な出会いが欲しいのならば、日頃の行いが何よりも重要ですよね。
連絡先を交換できず悔しかったのでしょうが、他の利用者に迷惑を掛けるようなケースは、まさに御法度でしょう!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子