嫁姑関係は一度こじらせると、深刻な問題に発展しかねません。特にそれまで仲が良かった場合、小さなことがきっかけで相手に失望し一気に険悪になってしまいます。今回は、姑の一言で絶縁を決めた友人のエピソードをご紹介します。

新婚時代は、良好な嫁姑関係

U子夫婦は結婚後、夫の実家の近くに新居を構えます。

第一子が生まれたときは、姑も大喜び!

孫育てにも積極的で、U子自身も嫁姑問題とは無縁だと思っていました。

臨月の嫁を置き、旅行に行く義理の家族

事件はU子が第二子妊娠中に起きました。

姑が、U子の第二子出産前に「みんなで家族旅行に行きたい!」と言い出したのです。

母親の提案に長男夫婦・次男家族は大賛成。

しかしなぜかU子には「あなたは、日ごろ子育てで大変でしょ。こんなときくらい一人でゆっくりしててね」と伝えてきたのです。

はじめU子の夫は「妊娠中の妻を置いて旅行は心配」と断ったのですが……。

結局、母親に逆らえず臨月のU子を置いて2泊3日の旅行に出発しました。

最初から嫁抜きで旅行に行くつもりだった!

旅行から帰ってきた夫は「旅行中もU子のことが心配で全然楽しめなかった」とぐったりした様子でした。

U子は「なんでそこまでして旅行にいったの?」とたずねます。

すると「母さんからU子は安定期だから大丈夫!もうあなたと孫の分は予約してるから」って言われたからと……。

なんと、姑は最初からU子抜きで旅行に行くつもりだったのです。

姑の本性を知り絶縁

姑の本性を知り怒りマックスのU子は、その後姑からのラインはすべて既読スルー。

第二子が生まれても、姑には抱かせないように徹底しました。

もちろん、直接目を合わせて会話はしません。

用事があれば夫に伝言して姑と距離をとったのです。

しばらくしてU子夫婦は県外に引っ越し、夫の実家とは完全に絶縁。

お盆とお正月は夫一人だけが数年に1度帰省し、U子と子どもたちは一度も帰っていません。

まとめ

さすがに、臨月の嫁を一人置いて家族旅行は無神経にもほどがあります。

もし旅行中に陣痛がきて、第二子が生まれていたらどうするつもりだったのでしょうか?

姑は大きなトラブルもなく嫁と上手に付き合えていただけに「このくらいは大丈夫でしょ」と甘えが出たようですね。

どんなときも嫁姑は、緊張感を持って付き合うのがベストなようです。

ftnコラムニスト:広田あや子