福井県酒造組合(水野直人会長)は4月13、14日、「春の新酒まつり2024」を福井県福井市のハピテラスで開く。北陸新幹線県内開業を記念し、期間を2日間に拡大。石川、富山両県の酒造も初出展し、3県の新酒や蔵元自慢の地酒など計134銘柄が飲み比べできる。

 同組合最大の行事。県内26酒蔵のほか、石川県酒造組合連合会と富山県酒造組合が参加し、石川の16銘柄、富山14銘柄も並ぶ。新酒や高級酒の飲み比べができ、日本酒ベースのカクテルも販売する。

 福井県酒造組合によると例年、来場者の2割以上が県外からで、昨年は東京都や神奈川県からも訪れたという。「新幹線を利用して県外から多くの人に来てもらい、福井の酒をもっと知ってほしい」と話している。

 3部制で1部は13日午前11時〜午後1時半、2部は同日午後2時半〜同5時、3部は14日午前11時から午後1時半。定員各千人。前売り3千円、当日3500円。福井鉄道の1日フリー乗車券とのセット券を3500円で12日まで販売する。能登半島地震で被災した石川、富山両県の酒蔵支援に売り上げの一部を充てる。

 問い合わせは同組合=電話0776-66-1234。