ボールとストライクのコールを1試合で20回も間違えたという

 メジャーリーグで相次いでいる疑惑の判定が物議を呼んでいる。7日(日本時間8日)にアーリントンで行われたレンジャーズ-アストロズの一戦。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」によると、球審を務めたスコット・バリー氏が、ボールとストライクのコールを1試合で20回も間違えたという。

 4回、レンジャーズの先頭打者はルーキーのラングフォード。アストロズ先発のブランコが投じた3球目、86.8マイル(約139.6キロ)の外角低めへのスライダーはストライク判定。ゾーンにかすった可能性はあるが、チャートではボール表示だった。さらに5球目の86.7マイル(約139.5キロ)のチェンジアップにもストライクのコール。今度は明らかなボール球に見えたが三振となった。

 また、8日(同9日)にトロントで行われたブルージェイズ-マリナーズの一戦でも、同データ会社がCB・バックナー球審の誤審を指摘している。4回2死二塁の場面で、打席にはブルージェイズのビシェット。カスティーヨが投じた初球、95.2マイル(約153.2キロ)の直球はボール球に見えたが手があがった。

 開幕からわずか1週間ほどだが、目につく疑惑の判定にSNS上でも抗議の声があがっている。「審判は完全にジョークだ」「ここまで酷いことはなかった」「どうしてこんなことが許されるのか? こんな酷い審判は降格させるべきだ」「恥ずかしいことこの上ない」「ロボット審判を導入するため、意図的に酷いコールをしているようだ」といったコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)