今回は、インディーゲーム展示会「ゲームパビリオンjp」の現地レポートをお届けします!去年に続いて2回目の開催となります。実は、ゲームパビリオンjp準備会様から依頼を受け、ポスターなどのイラストを担当させていただきました。会場の入口にもおじさんのイラストがドーンと使われており、まるでイベントのメインキャラクターのような扱いをしてくださっていました。これは嬉し恥ずかし……!

◆メトロイドヴァニアでバグ探し!『デバッグ彼女』
最初に紹介するのは、Chicken氏が手掛け、わくわくゲームズから発売される『デバッグ彼女』!本作は、ヒロインの佐倉くるみとともにゲーム制作を行う青春ゲームだ。

ノベルパートではゲームを作ったり一緒に海に行ったりしてヒロインと交流を深め、アクションRPGパートでは主人公が作ったゲームを実際にプレイしてデバッグを行っていく。今回の試遊では、アクションRPGパートをメインに体験できたぞ!

このパートでは、プレイヤーはくるみちゃんになって、主人公の作ったゲームのデバッグを行う。なるほど、メトロイドヴァニアの探索系のゲームを作っているんだな。

細かなステータスやスキルツリーまで用意されていて「ゲーム内ゲーム」とは思えないくらい、かなりしっかり作り込まれている。やるな、主人公!

僕が昔『RPGツクール』で自作ゲームを作っていた時は、しょーもないバグまみれのゲームを友だちにデバッグしてもらっていたなあ。恥ずかしい思い出だ。

カーソルを動かし、ギミックが機能していない場所や、ダメージが通らない敵などの異常な箇所に合わせてボタンを押すとバグ報告が出来る。

バグ報告が必殺技のカットイン演出みたいで笑ってしまった。その後、ボスを撃破して試遊は終了した。

ジャンプを駆使すれば無理やり行ける場所など、開発者(主人公)の意図していない場所まで行けるのが気持ち良い。子どもの頃、ファミコンの裏技を自力で発見した時のような楽しさがあるな!

『デバッグ彼女』は、PC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに2024年に配信予定です。

◆ある日、二つの異なる世界が繋がった『ナツノカナタ beyond』
次に紹介するのは、Kazuhide Oka氏が手掛け、わくわくゲームズから発売される『ナツノカナタ beyond』!本作は、2022年に配信された『ナツノカナタ』に、キャラクターやストーリーなどの新規コンテンツが追加された完全版で、別の世界に住む少女「ナツノ」と通信をし、彼女の世界の謎に迫っていくアドベンチャーだ。


ナツノの住む世界は、未知のウイルスによって社会が崩壊しているらしい。プレイヤーは、ナツノと通信しながら探索のアドバイスをしたり、危険を知らせたりしながら交流を深めていく。

今回の試遊では、新キャラクター「アルタ・リラ」が登場するエピソードの序盤を体験してきたぞ。

ナツノたちの会話中に赤字で表示された文字や場所を選択すると、該当のポイントを調査してくれる。ナツノは画面左に、アルタとリラは画面右に会話が表示されていて、両方の会話から調査して欲しい箇所をチェックする。

前述の通り、ナツノたちが住む世界は社会が崩壊しており、常に命の危険がつきまとっている。突然襲われることもあり、身を守る武器を携帯する必要があるのだ。

ナツノも、どこから手に入れたのかハンドガンを所持している。某サバイバルホラーゲームばりにそこかしこから弾薬が手に入るので、爽やかなビジュアルからは考えられないほど、ハードな世界観のゲームなのかもしれない……!

『ナツノカナタ beyond』は、PC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに2024年に配信予定です。


Game*Spark掲載「ゲームパビリオンjp」取材記事はこちら!