ベセスダ・ソフトワークスが4月25日に配信した『Fallout 4』向けの次世代アップデート(バージョン1.10.980以降)ですが、これにより多くのModが使えない状態になっています。

前提Mod使用不可で、多くのModが非対応に…
今回のアップデートでは、パフォーマンスの改善やCreation Clubコンテンツの追加、エンクレイヴをテーマにした新クエストなどが追加されています。ドラマ版が人気を博したこともあり、多くのユーザーが注目しています。

しかしその一方でModコミュニティへの影響は大きく、重要なModである「Fallout 4 Script Extender(F4SE)」が使用不可となりました。F4SEはスクリプト機能を拡張するもので、多くのModにおいて前提Modとされています。F4SEが非対応となったことで、これに依存する多数のModが影響を受けています。

F4SEの開発者は修正に取り組んでいると発表していますが、現在のところいつごろ利用可能になるかの見通しは立っていないとのことです。

対応策はすでに発見済み
やや手間がかかりますが、対応策はすでに発見されています。この方法はゲームのバージョンをダウングレードするものであるため、 最新コンテンツはプレイできません。また、あくまでも非公式な方法なので、Modの導入も含めて自己責任で行ってください。

対応策解説サイトの「Install or open Steam Console」の項にある青いhereボタンを押して、steamcmd.exeをインストールする。
プログラムからSteamアカウントにログインするか、ブラウザのアドレス欄に「steam://nav/console」と入力してアプリケーションで開き、Steamコンソールにアクセスする。
SteamDBでゲームに割り当てられた「AppID」、言語など遊びたいコンテンツに沿った「DepotID」、DepotIDをクリックすると閲覧できるタブから遊びたいバージョンの「ManifestID」を取得する。
Steamコンソールに「download_depot <appid> <depotid> <manifestid>」と入力。<>内には先ほど取得したものを入れる。
steamcmd.exeと同じフォルダにダウンロードされたパッケージを取り出し、ゲームファイルを置き換える

ベセスダ・ソフトワークスの作品はModコミュニティとの距離が非常に近いため、アップデートや新バージョンによってModが使用できなくなることでの影響は大きくあります。F4SE側の早めの対応が求められそうです。