以前勤務していた会社が神保町にあり、今もたまにお店をチェックして行くんですが、行く度に街が変わっていて驚くことが。
今回は、以前見かけて気になっていた『鮪のシマハラ』さんへ伺いました。お料理は店名の通りマグロ・マグロ・マグロ! お刺身もお寿司もつまみも色々(鮪以外もありますよ!)あって、今日はいい日になるなと確信。

店主の島原さんはなんと高知観光大使! そのため、島原さんの地元土佐のお酒がたくさんありました。

まずは、注文率90%を誇る天然本マグロの定番盛りを注文。
カマトロ、大トロ、中トロ、赤身、頭尾の5種盛りで、大トロはトロトロだしカマトロはしっかりとした歯ごたえと脂の旨みが合わさって天国です。

左)おり酒 にごり酒/高木酒造(高知県)、右)四万十川 純米吟醸酒/菊水酒造(高知県)

さて、大トロに背中を押されてしょっぱなからどすんといこうと、おり酒に決めました。とろりとしていて甘くて濃い! 口当たりがいいのでするすると飲めてしまいますが、アルコール度数が18%と高めなのではやる心を抑えてコントロールしながら飲みましょう。マッコリ好きな人は絶対に好きな味です。

四万十川の清流仕込みの四万十川は、ザ・端麗辛口。すっきりさわやかな味わいで、大トロを食べた後の口の中もリセットしてくれます。ブルーのボトルの色も美しくて、地元の方にも、そうじゃない方にも愛されるのがわかります。プレゼントでもらったら飾りたくなりますね。

こちらは初めて食べたマグロ白子天ぷら。鱈やフグとは違って、結構しっかりした歯ごたえ。とろけるというよりは、むちっとしていて食べ応えがありました。

左)七賢 甘酸辛苦渋 本醸造/山梨銘醸(山梨県)、右)桂月 超辛口 特別純米酒 60/土佐酒造(高知県)

白州の名水仕込みの七賢。こちらでは冷やでいただきましたが、お米の旨みが強いので、熱燗もおすすめです。揚げ物にもお刺身にも焼き魚にも、何にでも合うオールマイティーなお酒。七賢はスパークリングも美味しいので、またご紹介したいと思います。

桂月は日本酒度+11と、すっきり辛口なので魚料理にぴったりのお酒。キリッとした味わいが魚の味を引き立たせます。暑い季節にもさらっと飲めるので、夏がまた楽しみになります。ドライな日本酒が好きな方におすすめ。

こちらはあさりの天ぷら。私はあまりあさりが得意ではないんですが、これは美味しい。揚げることであさりがむちむちの食感に。

マグロのカマ焼き! 脂がのっていてとろふわジューシー…。結構ボリュームがあるのにぺろりと食べてしまいました。

越乃景虎 龍/諸橋酒造(新潟県)

ラストは新潟のお酒、越乃景虎 龍。「普段晩酌で飲んでいただく酒だからこそ手が抜けない」という想いの詰まったお酒です。辛口ですがほんのり甘みも感じられて、さらっとした飲み口。実家に帰ってきたようなほっとする感じが嬉しい。

お料理の〆はやっぱりお寿司。「マグロざんまい寿司」は大トロ、中トロ、赤身と鉄火巻きで、鉄板の味です。大トロがちゃんと大トロで美味しい。

そして、トロタク巻! 考えてくれた人にお礼を言いに行きたいくらい大好きなんですトロタク。濃厚なマグロの味にポリッとしたたくあんの歯ごたえと香りがたまりません。

ラストはさっぱりとフレッシュザーサイ。その名の通りフレッシュで浅漬けのようにコリコリしていてお酒にもよく合います。

というわけで、今回は『鮪のシマハラ』さんで贅沢なマグロづくしと美味しい日本酒をいただきました。 満腹で食べられなかったのですが、「マグロのタルタル 山盛りのっけパン」や「マグロの卵の煮付け」、「ねぎまのアヒージョ」など、気になるメニューがたくさんあるので、マグロやお魚好きな方は行ってみてくださいね! 高知の日本酒もぜひ♡

鮪のシマハラ 神保町店