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BALMUDA(バルミューダ)から「扇風機」の枠を超えた「オールシーズンファン」が新登場。

3月19日に新発売された「GreenFan Studio」を体験してきました。オールシーズンファンとあって、年中使っていたいデザインと、年中使える技術が詰まっていました。

年中使える「GreenFan Studio」

Image: BALMUDA

バルミューダの名前を世に知らしめる大きなきっかけとなった「GreenFan」を時代に合わせてアップデートしたアイテムです。2010年当時、社員がたった3人の時に発売したGreenFanは、初年度に12,000台を記録。2023年末までの出荷台数はシリーズ累計約80万台にのぼります。

Photo: mio バルミューダの寺尾 玄社長

バルミューダの寺尾 玄社長は「暮らしの中での風の使い方が変化してきた」と言い、浴びて涼しさを得るための道具から「オールシーズン使える空気にまつわる道具」として新たにGreenFan Studioを作ったのだとか。

Photo: mio 右:寺尾 玄社長 左:和田智さん

発表会当日、寺尾社長と外部デザインディレクターの和田 智さんのトークセッションから見えてきたのは、GreenFan Studioの普遍的な美しさ。和田さんが「もの以上に影が好き」と話す通り、年中使えるとあって、生活空間に常に置いておくにふさわしい佇まいです。

他にない美しさが散りばめられている

さすがバルミューダ…とグッときたのは、細部に宿る美しさ。

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一番感心したのはケーブル。きらめくように反射する不思議な素材なのです。寺尾社長が「巻いてもよれない」と話すこのケーブルは特注。見えていることが避けられないケーブルだからこそ、他とは違うこの美しさに感動しました。

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そして、ホワイトのカラーの絶妙な色合いも特徴的。

ホワイトと言っても、前ガードの部分は微妙にグレーがかった色合い。この抜け感も、涼しげな雰囲気をもたらすポイントだと感じました。

そよ風のようにやわらかい風

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実際にGreenFan Studioを体験してみて他と違うと感じたのは、風のやわらかさ。一般的な扇風機に比べて約4倍に広がる大きな風をもたらすので、少し離れたところに立つと自然の風のよう。これなら1日つけていても身体が疲れることなく使えます。

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寺尾社長もお話ししていたのですが、花粉にPM2.5…と、窓を開け放つ頻度が格段に減っている現代。そんな中でも、この特別な「グリーンファンテクノロジー」を持ったGreenFan Studioなら、空気の循環も涼をとることも可能というわけです。

新たに搭載された「ジェットモード」は最大約23m先まで届き超パワフル。個人的には、このジェットモードをクローゼットの湿気対策に使いたい…。このパワフルさをもってすれば服の間までしっかり空気を循環させられそうです。

洗濯物の室内干しにも役立つ

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大きく広がる風を作り出せるGreenFan Studioは、洗濯物の室内干しにも活躍。自然乾燥と比べて約3分の1の時間で乾燥が完了します。

バルミューダによると生乾き臭の原因となる菌が増殖するのは5時間後かららしく、この時間に達する前に乾燥させることで、生乾き臭の発生を防ぐことができるのです。そして、GreenFan Studioなら衣類へ均等に風があたるため、ムラのない乾燥が可能です。

特にこの季節は洗濯物への花粉の付着を防ぐために室内干しすることが多いのですが、GreenFan Studioがあれば、室内干しのなかなか乾かない、部屋干し臭が残る、といったストレスもなく乾燥できますね。

手入れのしやすさ

オールシーズンファンと聞いて気になったのは、手入れがしやすいかどうか。1年中出しておくとなると、定期的なホコリ取りは必須になると思います。

実際にファン部分の分解の手順を見せていただいたところ、とてもシンプル。

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前ガードのツメを回して開けて…

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羽根をとめるスピンナーを回して外すだけ。もちろん水洗いも可能です。

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デザインも技術も唯一無二の「GreenFan Studio」。夏だけに使う涼むものとしての扇風機の枠を超え、次世代の送風機として年中活躍してくれますよ。

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