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同じCopilot+ PCでも、PCメーカーの色が出るもんだなあ。

全力AI時代をリードできる(かもしれない)、今後発売が予定されているSnapdragon X Elite搭載のノートPCを集めてみました。Snapdragon X Eliteは本日登場した強力な新型SoC。

これだけたくさんのSnapdragon X Elite搭載ノートPCが一気に発表されるとは。Apple M2〜M3のMacBookシリーズだけではなく、Intel/AMDのCPUを積んだWindowsノートともカニバルのではないかと思ってしまうのですが、それだけマイクロソフトとWindows PCメーカー勢が新しいAI時代を迎えるのにふさわしいPCを作りたくて仕方がなかった、と見ることもできます。

プライベートで可愛らしい女の子のイラストを作るのもいいけど、それ以上にデスクワークの悩みをサクッと解決してくれるでしょうし、日々のQOLが爆上がりしそうな生成AI。もしかしたらスタンダードになるかもしれないCopilotを、Snapdragon X Elite搭載ノートPCで触れて勉強してみたいものです。

みなさんだったらどれが好き?

Apple M2より2倍速いAcer「Swift 14 AI」

Image: Acer

Snapdragon X Elite、Snapdragon X Plus両方のモデルが用意される「Acer Swift 14 AI」。WEBカメラの映像補正Acer PurifiedView、音声補正のAcer PurifiedVoice 2.0もアピール。公式サイトで「Apple M2よりピークパワーは2倍!」と記しており、MacBookシリーズに負けてなるものか、という印象が強く伝わってきますね。

15.6インチ3K OLEDでクリエイティブの力になるASUS 「Vivobook S 15」

Image: ASUS

1.42kgと軽い仕上がりなのに画面サイズが15.6インチと広く、3K 120Hzで高解像動画も隅々までチェックできるモデルがASUSの「Vivobook S 15」。USBポートやHDMIポート、イヤホン端子などI/Oポートも豊富です。クリエイターも使いたくなる仕様といえますね。こちらもSnapdragon X Elite、Snapdragon X Plus(廉価版に相当)両方のモデルが用意されます。

搭載してるか不明だけどもしかして? DELL「Inspiron 14」「Inspiron 14 Plus」

Image: DELL

Qualcommのプレスリリース上の画像を見ると、Snapdragon X Elite入ってる。でもDELLのリリースを見るとSnapdragon X Plusが入ってるInspironシリーズ。機種ごとの紹介ページが出てくるまで詳細は不明です。でも低価格なビジネスノートで使われるInspironブランドでもSnapdragon X Eliteを採用するとなったら、かなり割安なモデルとなるのではないでしょうか。

ビジネスマンのためのAI ノートPCとなるか。DELL「Latitude 7455」「Latitude 5455」

Image: DELL

エッジが丸められたデザインの筐体を持っているのがDELLのLatitudeシリーズです。法人向けとして「Latitude 7455」「Latitude 5455」でSnapdragon X Eliteが選択できるみたい。Latitude 7455はバッテリーライフが最長21時間と長く、5Gネットワークをつかめる通信機能も持ちます。クラウドサーバーのAIも使いたい人におすすめのモデルとなるでしょう。

薄くて軽いのに長時間使えるDELL「XPS 13」

Image: DELL

13.3インチのディスプレイサイズで重量は1.19kg。金属筐体モデルとしては立派な軽量ボディです。しかしスペックも最高レベル。バッテリーライフは最大27時間ですし、もちろんSnapdragon X Eliteを採用。しかも現在公開されている3タイプのうち、デュアルコアブーストが可能なX1E-80-100を採用したのが新しい「XPS 13」です。

キーボード右下側で存在をアピールするAiの文字。HP「EliteBook Ultra」

Image: HP

HPならではの、AI時代のPCをアピールしているのでしょうか。「EliteBook Ultra」にはカーソルキーの真下にAiの文字が入り、今までのEliteBookとの違いを視覚的に表しています。Wolf Pro Security Next Gen Antivirus (NGAV)、Microsoft Secured-Core PCといった高レベルセキュリティ機能も搭載可能。ビジネスノート界のハイエンドを狙います。

下位グレードだが日常的な使い方なら問題なしのHP「OmniBook X」

Image: HP

ビジネス、クリエイティブ、どちらの用途でも性能を発揮してくれそうなのがHPの「OmniBook X」です。搭載されるのはブースト機能のないX1E-78-100となりますが、コア数、基本クロック数やキャッシュ、そしてGPU/NPUの性能はX1E-80-100と同一だからご安心を。なおこのモデルにもキーボードパネルにAiの文字が入ります。

14インチのスリムノートにもスナドラXエリート。Lenovo「ThinkPad T14s Gen 6」

Image: Lenovo

伝統あるThinkPadのデザイン様式を受け継いだ新世代のモデルがLenovoの「ThinkPad T14s Gen 6」。人気のビジネスノートTシリーズの後継機となります。メモリは最大64GBまで搭載可能。ストレージはM.2 Type 2242コネクタで、当初は最大1TBまで選べるそうです。

発色豊かなOLEDタッチパネルを採用したLenovo「Yoga Slim 7x」

Image: Lenovo

Lenovoの2機めは「Yoga Slim 7x」。ThinkPad T14s Gen 6と同様に、キーボードサイドにステレオスピーカーを搭載し、動画再生などにも適したモデルです。ディスプレイは14.5インチで2944×1840ドット/90HzのOLEDタッチパネル。sRGBを超える色域を表示できるDisplay P3に対応しており、画像編集・動画編集・イラスト作成などビジュアルクリエイティブにもってこいですよ。

16インチはテンキーつき。Samsung「Galaxy Book4 Edge」

Image: Samsung

2023年12月に登場したばかりのGalaxy Book4シリーズにも、Snapdragon X Eliteが採用されました。最初に販売されるのは14インチモデルと16インチモデル。16インチモデルはテンキーが備わり、数値データの入力のしやすさで差別化を図ります。またスマートフォンのGalaxyや、タブレットのGalaxy Tabとのシームレスな連携も実現。GalaxyエコシステムでこのAI時代にチャレンジするんですね。

Surface Pro、Surface Laptopもいれると魅力的なモデルばかり

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Snapdragon X Eliteはマイクロソフトが開発したSurface Pro(第11世代)とSurface Laptop(第7世代)にも搭載されます。キーボードまで含めるとかなり高額となるけど薄型コンパクトを追求したSurface Proも、ベーシックな作りで使い勝手に優れるSurface Laptopもそれぞれ魅力的。

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