3・17後楽園大会『Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜』へ向けた公開会見が14日、都内で行われ、世界初の試みとなる“インターンレスラー"鈴木翼が高尾蒼馬とのプロデビュー戦へ「自分のやってきた数年を信じて高尾選手ことBIMA選手を倒しにいきたい」と意気込んだ。

 鈴木は学生プロレス団体・一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)で“母の子"マザコンキッドのリングネームで活動している現役大学生プロレスラー。昨年1・29後楽園、同年3・12所沢両大会でDDT出場を経験している。今回インターンシップ(主に学生が就業前に企業などで就業体験をすること)としてDDTで継続的な出場が決定。一定期間の活動後、正式に入団するかどうかを本人と団体間で協議のうえ決定することになった。

 プロデビュー戦の相手を務めるのはUWF関東学生プロレス連盟出身で、CIMAをオマージュしたBIMAの名で活動していた高尾。「彼は直属の後輩ではないですが、学生プロレスというそんなに人口の多くないサークルの後輩なんで、学生プロレスをやってくれてるのはうれしい。ただ先輩なので、学生プロレスとプロの違い、プロの厳しさを教えられたらと思います」と言うように壁となって立ちはだかる。

 プロデビューを前に鈴木は「学生プロレスの先輩である高尾選手とプロのリングで戦う貴重な経験をいただいたので、自分のやってきた数年を信じて高尾選手ことBIMA選手を倒しにいきたいと思います」と意気込むばかり。目標とするプロレスラーは飯伏幸太で、「まだ言える立場ではないですが、ゆくゆくはKO-Dを目指していきたい」と高い目標も掲げた。

 鈴木は若手選手によるトーナメント「D GENERATIONS CUP 2024」(3・21上野で開幕)にもエントリー。デビュー早々、試練の戦いが続くことになる。