湯原 大 〈葡萄酒蔵ゆはら〉店主

イタリアを中心とした自然派ワインを主軸にしたインターネット専門のワインショップ〈葡萄酒蔵ゆはら〉店主。つくば市で実店舗〈ワインと食品ゆはら〉も営む。近隣のイタリアンレストランからの信頼も厚く、つくばエリアのワインシーンを盛り上げている。
https://wine-yuhara.com/

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茨城には良い食材が実はたくさんあるのですが、それをよく感じられる一軒が、牛久市にある〈手造りそば 季より〉。蕎麦のおいしさは言わずもがな、「季節を感じられるお店にしたい」と店主が作る「前菜のメリーゴーランド」というプレートが素晴らしい。さまざまな料理が少しずつ盛られているのですが、どの料理も地元食材のおいしさをとてもよく引き出しています。「年々種類が増えてしまう」という前菜はどれも味付けが控えめで、その後に出される蕎麦とのバランスも考えられています。豆腐や漬物、デザートのあんこも手作り。少し奥まったところにありますが、ぜひ旅の目的地に! 牛久市まで出向いたら、お隣のつくば市で近頃盛り上がっているワインシーンも覗いてみて。〈だだ商店〉や〈Gigi osteria〉、私のお店〈ワインと食品ゆはら〉でも、レアな銘柄に出会えますよ。

1.茨城食材が大集合! 〈手造りそば 季より〉の「前菜のメリーゴーランド」

〈手造りそば 季より〉

千葉の名店〈竹やぶ〉で修業を積み、地元茨城で独立した店主が営む。
「前菜のメリーゴーランド」がつくお昼のコース4,600円は11:45スタートのみで要予約。
そばは「粗挽きせいろ 」「田舎蕎麦」「水腰蕎麦」から選べる。

住所:牛久市牛久町15-2
TEL:029-875-4891
営業時間:11:45〜15:00(夜は予約のみ)
定休日:火休

2.〈西洋料理店 エスコフィエ〉のレトロな空間で懐かしい洋食を

〈西洋料理店 エスコフィエ〉(つくば市松代3-1-6)は、私の父が子どもの頃からある地元を代表する洋食店。人気メニューは「海老マカロニグラタン」。関東一円からお客が集まる名店です。

3.ワインや食材を買ったり、昼呑みもできる〈だだ商店〉

ワインのインポーター〈ヴィナイオータ〉が開いたショップ〈だだ商店〉(つくば市流星台56-3)ではワインや食材のショッピングのほか、併設の食堂でランチや昼呑みもできます。

4.トスカーナ料理店〈Gigi osteria〉ではワインも楽しみ

つくばのワインシーンを食事と一緒に楽しむなら、トスカーナ料理を出す〈Gigi osteria〉(つくば市東新井17-3 2F)がおすすめ。グラスワインも種類豊富にそろっています。

5.〈蔵出し焼き芋 かいつか つくば店〉では「冷凍焼き芋 紅天使」を!

さつまいもの生産も盛んで、焼き芋屋さんが多いつくば。熟成焼き芋専門店〈蔵出し焼き芋 かいつか つくば店〉(つくば市松野木93-18)の「冷凍焼き芋 紅天使」は、冷たいままでもねっとりとしておいしいですよ。

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One More Place

日本で宇宙を一番知れるショートトリップ。

JAXA提供

人工衛星やロケットの開発、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の運用管制を行う〈JAXA筑波宇宙センター〉(茨城県つくば市千現2丁目1−1)には、一般公開している展示スペースも。実物大の人工衛星、本物のロケットエンジンは大迫力です。

photo_Yoichiro Kikuchi text&edit_Kahoko Nishimura

No. 1227

No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号

47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない! そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット …

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