女優の松本まりかが19日、都内でABCテレビ・テレビ朝日系の主演連続ドラマ「ミス・ターゲット」(21日スタート、日曜・後10時)制作発表会見に共演の上杉柊平、沢村一樹らと出席した。

 女性結婚詐欺師・朝倉すみれ(松本)が本気の婚活に奮闘するラブストーリー。松本は「何と言っても(本作の魅力は)脚本の政池洋佑さんによる“大人の純愛キラキラ青春詐欺物語です。昨今珍しい王道ラブストーリー。初めて純愛という役をやることできて、ピュアピュアです」と声を弾ませた。

 続けて、松本は「私は偏った恋愛の方を…」とやや意味深な間を置き、「役でやってきたので」と回想。八嶋智人ら共演陣は思わず「びっくりした。私生活の方の恋愛の話をし始めるのかと思ったよ!?」とつっこみ、会場は爆笑に包まれた。

 松本は、本作が全国ネットでの地上波連続ドラマ&GP帯ドラマ初主演。今年でデビュー25年目を迎え「仕事を始めた15歳の時に、GP帯の主演ドラマをやれる人になりたいなと思って。でもそこからはかけ離れていて、四半世紀たってこのように主演をできていることが夢みたい。奇跡みたいなこと」と感無量な様子で語った。

 会見では、恋愛観にも話題が及び「今まで、私にとって恋は“落ちる”ものだったけど、これからは“落とす”ものっていうのもいいなと。女性から落とすって主体的ですてきですよね。この人生で一度はやってみたい。すみれ役をやっていて落とすのもとっても楽しいので」と心境の変化を明かした。

 会見の最後に、松本は「(TBS系)日曜劇場『アンチヒーロー』の後は、『ミス・ターゲット』を見て、日曜の夜を締めくくってください」と呼びかけた。会見には鈴木愛理、川西賢志郎、筒井真理子も出席した。