テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)は16日、ドジャースの大谷翔平の口座から不正送金したとして銀行詐欺容疑で訴追された元通訳、水原一平容疑者の裁判の行方などについて特集した。

 番組には、国際弁護士の清原博氏が出演し、想定される判決に言及。銀行詐欺罪の罪の重さについて、資本主義の根本を支える存在であり、厳重なセキュリティーが信用性につながっていると説明した上で「銀行の安心というものを揺るがして、社会全体に不安を与えたから重い。量刑の重さは抑止力につながっている」と説明。

 続けて、水原氏が問われる可能性のある罪について、連邦法で「銀行詐欺罪」のほか、「大谷選手が訴えれば、という前提で」、カリフォルニア州法によって「窃盗罪、不正アクセス罪(ともに最長3年の禁錮刑)」に問われる可能性があるとコメント。「連邦法での銀行詐欺罪はおそらく禁錮15年、司法取引ができれば禁錮7年ほど。州法で両方が有罪の場合の6年と合わせて、21年服役の可能性がある。連邦と州の犯罪は別物なので、それぞれで服役する」と見解を口にした。