ドジャースのグラスノー投手が15日(日本時間16日)までに、ポッドキャスト番組「クリス・ローズ・スポーツ」に出演。大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪で訴追された水原一平容疑者の賭博問題発覚時の様子を語った。

 水原容疑者は3月20日に韓国で行われた開幕戦パドレス戦後、クラブハウスでのミーティングで「ギャンブル依存症」であると告白し謝罪。違法スポーツ賭博で負った借金を大谷が肩代わりしていたと、虚偽の説明をした。

  グラスノーによると、この賭博関与のニュースを聞いた時から「チームの誰もが彼(大谷)は関与していないと思っていた」と言う。事件が発覚した後の日々、クラブハウス内では「堅苦しい感じではなくとも、みんな大谷に『僕たちがついてるよ』とかみたいな声をかけていた」と様子を説明した。大谷が「僕の携帯を持っていって調べくれ。それで解決してくれ」というような発言をしていたこともあり、「みんなは、怪しいことをしているのは一平(容疑者)だろうとわかっていた」と当初から大谷の潔白を信じていたことを明かした。

 当局の捜査によって水原容疑者のうそは次々と明らかになり、大谷も「被害者」と認められた。グラスノーは「大谷自身は関与していないのだから、それが証明されるのは時間の問題。そこまでストレスを感じたり、精神的にすり減ったようには見えなかった。シーズンに集中できる環境になって良かった」と歓迎し、「彼は今シーズン、この問題について質問され続けられるだろうが、うまく対処するだろう」との見通しも口にした。