【ドーハ(カタール)17日=後藤亮太】サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア杯に出場しているU―23日本代表が、“長谷部魂”を胸に1次リーグ第2戦のUAE戦(日本時間20日)に臨む。

 この世代は昨年3月の欧州遠征中にドイツで今季限りで現役引退する長谷部誠と、川島永嗣から激励を受けた。当時、この遠征に参加していたMF佐藤恵允(けいん、22)は「次は自分たちの世代がそういう選手にならないといけない」。MF山本理仁(22)も「ずっと見ていたヒーロー。さみしいですけど、(次の)歴史を作れるのは自分たちしかいないので」と前を見据えた。

 初戦の中国戦は前半に退場者を出したが1―0で勝利。この日は中国戦に45分以上出場した10人がホテルで調整し、佐藤、山本ら13人はグラウンドで練習を行った。UAE戦で勝つと8強入りが決まる可能性もあり、佐藤は「厳しい試合になると思うけど、自分たちのサッカーができれば勝てると思う」と意気込んだ。