フライブルクの日本代表MF堂安律が18日、ブンデスリーガ主催のメディアラウンドに参加し、今季限りでの現役引退を発表したフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠について「間違いなく日本代表を世界に近づけた、本当のレジェントのひとり。後輩の僕たちは感謝しかない」と思いを明かした。

 長谷部の引退を知り「僕自身もSNSなどで通して知った状況だったので、悲しかったというか…。でもチームメートやスタッフに、長谷部さんは何歳なんだ? いつまでやるんだ? みたいに聞かれていたんですけど、彼らからもリスペクトを受ける日本人、というのは僕も誇らしかったです」と明かした。さらに長谷部の著書「心を整える」を読み「心を整えるようにしています」とも。自然体で試合に臨む長谷部と、勝負師のようにスイッチを入れて臨む自身のスタイルの違いはありながらも「参考にするところはたくさんあった。シーズンが終わったらお疲れさまでした、と言いたいです」と続けた。

 一方今季は現在フランクフルトが6位で、フライブルクが勝ち点差3の8位。欧州カンファレンスリーグの出場権を争うライバルでもある。「僕たちは6位を争うチーム同士になる。もちろん本気に勝ちに行きます。最後のシーズン、もちろん彼の素晴らしいパーソナリティーからして皆さんが祝ってくれると思いますけど、僕らも負けじと頑張りたい」と話した。