J1浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が18日、オンラインで会見し、フットボール本部の体制変更について言及した。

 西野努前テクニカルダイレクター(TD)の退任、堀之内聖氏の新スポーツダイレクター(SD)就任が15日に発表された。16日に取材対応した戸苅淳フットボール本部長は昨年から西野氏から「キャリアプランに関する相談を受けていた」「後任は堀之内さんが適任者だとすぐに考えていた」と語っていた。

 ヘグモ監督は今回の件について、数日前に戸苅氏から「そこに至るプロセスや現状を聞いた」という。「ホリさんとも西野さんとも初日から近い距離で仕事してきた。選手、チームコンセプトに関する総合的な話をしてきた」と振り返り、「いい人が去るのは常に悲しいものです。だけど、ホリさんは非常に能力が高く、野心を持っている。西野さんが新たなチャレンジをする状況の中で、ホリさんが残ってくれたことはクラブにとって非常に安全な判断だった」と評した。

 シーズン途中に強化責任者が交代する事態となった。指揮官は「選手もスタッフも非常にプロフェッショナルな姿勢で今の状況を受け止めている。プロサッカーの世界にいればこういうことは起こり得る。選手、監督、その他のリーダーが去ったり、新たに就任する。いかなる状況でも我々の責任は次の練習、次の試合に向けて集中することだが、みんなやってくれている。この状況の取り扱いについてクラブは賢く行動したと思う」と話した。