日本高野連は19日、8月7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会(17日間・甲子園)の第2回運営委員会を大阪市内で開催し、試合を午前と夕方に分ける「2部制」を一部日程で導入することを発表した。

 暑さ対策の一環として、大会第1日から第3日の試合数を1日3試合とし、朝と夕の「2部制」を導入。入場券もそれぞれ販売する。これに伴い、第1日の開会式は午前8時半開始となる。第1日の第1試合は13時半、第2、3日の第2試合は14時半で終了していない場合、原則として継続試合になる。

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 今夏から、第1試合の出場校に補食を提供することも発表された。昨夏の甲子園では気温があまり上がっていない第1試合で、足がつるなど熱中症の症状を発症する選手が散見された。

 専門家からは、早朝の起床で、宿舎での朝食を十分食べていない選手が低栄養によって発症するケースがあるとの助言を受けた。第1試合に出場する2校には、主催者側から試合前に補食が提供されることになった。