◆イースタン・リーグ ヤクルト4ー1巨人(6日・戸田)

 巨人が中日との3連戦初戦で今季5度目の完封負けを喫し、連敗となった。坂本勇人内野手(35)の休養日に、出場予定だった梶谷隆幸外野手(35)が急きょ欠場になる誤算もあり、散発5安打で三塁も踏めず。首位・阪神とは2・5ゲーム差に広がり、DeNA、中日とともに3チームが勝率5割となった。阿部慎之助監督(45)は試合後、秋広優人内野手(21)らを1軍に昇格させる方針を決めた。

 ◆2軍での秋広 3月下旬からバットを左肩の上に寝かせて構えるなど、橋本2軍打撃コーチと試行錯誤。3月31日のイースタン・オイシックス戦(G球場)で右中間へ適時二塁打を放った後、長打が出ない時期が続いた。4月下旬からはバットのグリップを余して握るように変えると、同27日の楽天戦(森林どり泉)で約1か月ぶりの長打となる右翼線二塁打。その後、5月3日ロッテ戦(G球場)、6日ヤクルト戦(戸田)でも中堅から右翼方向への低く鋭い当たりの長打が飛び出し、復調の兆しを見せていた。