大松明、復興の灯に 能登島で7月、向田の火祭開催決定 「こんな時だからこそ」望む声
20日は地元の向田町会が役員会を開き、出席者約50人による多数決で祭りの実施を決定した。「震災で大きな被害が出た中で、祭りは自粛した方がいい」との声があったものの、「中止にしたら、また復活させるのが大変になる」「こんな時だからこそ、開催して元気を出そう」などと開催を望む声が多く上がった。
会場に大きな被害はなかったが、通常通りの開催か規模を縮小するかなどの詳細な内容は4月以降にあらためて協議する。
今年の祭りで団長を務める梅田耕輔さん(34)は「地震で気持ちが沈んでいる人も元気になって、『やって良かった』と言ってもらえる祭りにしたい」と決意を示した。
同じく七尾四大祭りで例年5月に行われる「青柏祭(せいはくさい)」は、道路の破損や安全性への懸念を理由に、目玉であるでか山の巡行中止が決まっている。
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