国宝瑞龍寺(高岡)回廊に復興願う光 29日からライトアップ
今年は「龍(りゅう)が導く未来の道」がテーマ。北陸の復興に向けた明るい未来をイメージし、敦賀まで延伸した北陸新幹線と、瑞龍寺とたつ年にちなんだ竜をダイナミックに描く。
山門の左右に位置する回廊の壁面(各幅約20メートル、高さ約3メートル)をスクリーンに見立て、約8分の映像を20分おきに上映する。
この日は映像を作った富山市のデジタル制作会社、キャンバスのスタッフらがプロジェクターの位置を調整し、映り具合を確認した。同社執行役員の柳瀬明義さんは「伽藍(がらん)に光を当てて影をつくることで、壁が動いているように見える楽しさを感じてもらえたらいい」と話した。
ライトアップは3日間とも午後7時から同9時半まで。同6時から門前市があり、富山、石川両県の11店が飲食物を販売する。岐阜県美濃市の「美濃和紙あかりアート展」の優秀作品30点の展示もある。実行委主催、北日本新聞社など共催。
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