福井県越前市ゆかりの紫式部にちなみ紫色をイメージカラーにした商品で地域を盛り上げるプロジェクトで、越前市京町3丁目の料亭「おりょうり京町 萬谷」が、アフタヌーンティーセットをメニュー化した。越前箪笥(たんす)の箱に入った料理9品とスイーツ4品を楽しめる。

 スイーツ用の箱は4段に分かれ、紫色を取り入れたバタフライピーゼリー、クッキー、チーズケーキなどプロジェクトに参加した事業者のスイーツを収めた。内部のライトを点灯させると、扉に施した越前和紙を通してほのかな明かりが漏れ、あんどんのように見える演出を加えた。

 料理も、越前箪笥から取り出す引き出し状の御膳に盛り付け、お造りや季節の食材を使ったメニューを提供。ドリンクは、レモンを入れると青から紫色に変わるハーブティー、黒米の色素を生かした紫色の日本酒、特別ブレンドのコーヒーから選べる。

 同料亭は「紫式部への注目をきっかけに訪れたお客さんに越前市のことをよく知ってもらえたらうれしい」としている。

 1セット1万2千円(税別)で、5月8日から昼食時の午前11時半〜午後2時に提供する。1日1組(最大4セット)限定とし、1週間前までに予約が必要。問い合わせは同料亭=電話0778(21)0080。
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