JR東日本新潟支社は、5月に新潟駅開業120周年、7月に羽越線全線開通100周年を迎える節目に合わせ、管内を走る特急の一部車両を約10年ぶりに「上沼垂色(かみぬったりしょく)」と呼ばれるカラーに変更し、運行を始めた。塗り替えられた「いなほ3号」がホームに現れると、鉄道ファンらが一斉にシャッターを切り、復活を懐かしんだ。

 上沼垂色は上沼垂運転区(新潟市東区石山の現・新潟車両センター)に所属していた485系特急形車両に使われ、白が雪国、青が日本海、緑が越後平野をイメージしている。運行初日、お色直しをした車両をカメラに収めようと、新潟駅ホームは鉄道愛好家らでにぎわい、車両が到着すると「おおー」「かっこいい」と声を上げていた。
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