富山県が設置された5月9日の「県民ふるさとの日」を記念し、県は立山カルデラや砂防施設を見学できるツアーを7、9月に計2回開催する。同日、県議事堂で開かれた定例会見で、新田知事が「脈々と続けられてきた砂防事業の意義や重要性への理解を深める機会として応募していただきたい」と呼びかけた。募集もスタートさせた。

 「県民ふるさとの日」は、1883(明治16)年に県が設置されてから130年の節目に当たる2013年に設けられた。以来、例年開催してきた記念式典は昨年の置県140年を区切りに当面休止とし、今回新たにツアーを企画した。

 ツアーは7月12日と9月6日の日帰りで、本宮砂防堰堤(えんてい)や白岩砂防堰堤、立山カルデラ砂防博物館などを巡る。定員は各回20人で小学3年生以上(小中学生は保護者同伴)が参加できる。参加費は一般3千円、大学生2千円、小中高生1500円。申し込みは6月13日まで。雨天中止。インターネットで申し込める。問い合わせは県世界遺産・ふるさと教育推進課、電話076(444)4604。
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