室蘭市内のガソリンスタンドからガソリンが漏れ、周辺の水道水から発がん性物質が検出された問題で、住民がガソリンスタンド側に迅速な補償対応などを求め青山市長に要望書を渡しました。

要望書は、ガソリンスタンドがある室蘭市高砂町の周辺住民らで結成された「室蘭ベンゼン被害者の会」がスタンドを所有するENEOS宛てに作成したものです。11日、青山市長に渡されました。

要望書の中では、これまでのENEOSの対応が住民に十分に寄り添ったものではないとして、今後は、社長の決裁で迅速に補償などの対応をするよう求めています。

室蘭ベンゼン被害者の会代表

「まだ住民の皆さんが納得できるような回答をENEOSからいただいていない。ベンゼンの被害者の会のみなさんの思いを伝えてくると言っていただいたので、まかせてみたいなと」。

青山市長は来週にもENEOS本社を訪問し、住民から受け取った要望書を提出する予定です。