こんにちは、とくらです。
桜が散って、すっかり暖かい日も増えてきましたね。 夏日も多くなり、屋外に出て楽しみたいという方も多いのではないでしょうか? 今回は、上野動物園で行われている「飼育の日」飼育係のお仕事を知ろう!についてご紹介します。
普段は見ることのできない飼育係さんのお仕事について知ることのできる貴重な機会ですよ!

 目 次

  • 1 「飼育の日」 飼育係のお仕事を知ろう!
  • 2 飼育員さんのお仕事って?
  • 3 まとめ

「飼育の日」 飼育係のお仕事を知ろう!

4月19日は「飼育の日」!
この日は、飼育係の仕事内容を通して動物園・水族館に興味を持ってもらうことを目的として、公益社団法人日本動物園水族館協会が平成21年に定められました。 この年から、都立動物園・水族園(上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園・葛西臨海水族園)では「飼育」に関するさまざまなイベントを開催しています。
中でも、上野動物園では、
・パネル展示「のぞきみ!キーパーズジョブ-飼育係のオシゴト紹介-」 2024年4月16日(火)〜5月19日(日)
・公式X(旧Twitter)での紹介
が行われています。
展示が行われているのはこちらの場所。

東園:ゴリラ舎、アザラシ舎ほか 西園:コビトカバ舎、両生爬虫類館ほか
X(旧Twitter)での紹介では、パネル展示では紹介しきれなかった飼育員さんのお仕事を写真と共に紹介。 お世話の様子がとてもよくわかりますよ。
普段は、動物たちを見に行くことがほとんどだと思いますが、今回の企画では飼育係さんに焦点をあてています。 どんなお仕事をしているのか?動物たちはどんなお世話をされているのか? 知ってみると何だか興味が湧いてくる!! ちょっと気になる動物園の裏側を覗いてみませんか?
開催場所:上野動物園
開催期間:2024年4月16日(火)〜5月19日(日)
アクセス:JR上野駅「公園口」徒歩5分

飼育員さんのお仕事って?

動物園の飼育員さんは動物の餌やりや、健康管理、環境整備を主な仕事としています。
動物の生態を理解し、健康を維持することが主な役割ですが、来場者には、動物との触れ合いや情報提供を通じて環境教育を行うこともあります。 調査研究や展示環境の改善も重要な仕事です。
かつては、動物園では野生動物を捕獲して展示していましたが、今は動物保護の観点から飼育下での繁殖が主流となっています。 そのため、繁殖に適した環境を作ることや、生態の深い理解が必要なのです。
また、展示環境の改善や開園準備は、えさや寝床、動物の移動など、実はとても体力を必要とする仕事です。 確かに寝床の準備や、動物たちの移動などは大仕事ですよね! 大型の動物ではえさの量も大変なことになるでしょう…! 更に、ライオンやトラなどの大型の肉食動物や、人間に危害を加える可能性のある動物もおり、飼育員さんの仕事は時に危険を伴います。
しかし、一番近くで動物を見ることができる飼育員は、動物好きにはとても魅力的な仕事ですよね。 どうやったら飼育員になれるのでしょうか?
動物飼育員になるための資格が必要だと考える方も多いかもしれませんが、特に必須の資格はありません。 しかし、普通自動車の運転免許は、就職後に役立つことが多いです。 AT限定ではなく、マニュアル車も運転できると便利です。 水族館では潜水士の資格が求められることもあります。
飼育員の職に就くためには、高校や大学、専門学校を卒業し、動物園や水族館の採用試験に合格する必要があります。
試験は施設ごとに異なり、筆記試験と面接が一般的で、履歴書や小論文での書類審査も行われます。 東京都の動物園では、最初に書類選考があり、その後に課題の小論文と履歴書を提出します。その後、筆記試験と数回の面接を経て、グループディスカッションが行われることもあります。 一般的な企業の就活と同じような流れですよね。
筆記試験では生物学や教養試験が主な内容です。教養試験は地学や公民、時事問題、英語、数学など多岐にわたります。面接では、動物園での貢献や動機などについて問われます。
また、動物飼育員には科学的な視点が求められます。動物の行動を生物学的に理解し、環境づくりに活かす必要があります。
そのため、動物好きであることだけでなく、科学的な知識と熱意が必要です。 動物飼育員になるためには、じっくりと自分の目指す姿を考え、その道を歩んでいく必要があるのです。

まとめ

今回は「飼育の日」飼育係のお仕事を知ろう!についてごしょうかいしました。 上野動物園では日々多くの動物たちが生活していますが、展示のためには裏側では飼育係の皆さんが多くのお仕事をされています。 この機会に飼育係という仕事について知れば、より動物園を楽しめるようになること請け合いです!
「飼育の日」飼育係のお仕事を知ろう!は5月19日(日)まで。

著者:とくらじゅん