盛岡市永井の会社員佐々木友香さん(44)は、女性の健康的な筋肉美を追求する「ビキニフィットネス」に取り組んでいる。40代になってから本格的に筋トレを始め、日々の努力で理想の体をつくり美しく表現。昨年の大会では岩手県人初の全国入賞を果たした。今年もさらなる上位入賞を目指し「外見だけでなく中身も磨かれる、競技の素晴らしさを多くの人に知ってほしい」と力を込める。

 同市南仙北のモリオカトレーニングクラブ。佐々木さんはほぼ毎日訪れ、スクワットや懸垂などのメニューをこなす。重りをのせた板を脚で押し上げる「レッグプレス」というトレーニングでは230キロを上げることもある。

 ビキニフィットネスは、極限まで鍛えて筋肉量を競うボディービルとは異なり、引き締まったウエストやメリハリのある筋肉など、曲線的な肉体美を追求する競技。大会ではステージでのポーズや表情、姿勢なども審査対象となる。