F1第7戦モナコGPの予選は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。

 前戦エミリア・ロマーニャGPが豪雨災害により中止となり、3週間ぶりのレースとなった今回のモナコGP。舞台となるのは、言わずとしれたモナコのモンテカルロ市街地コース。狭くオーバーテイクが難しいため、予選が非常に重要となる。

 いかにうまくラップをまとめるかが重要な中で、Q1から熾烈なアタック合戦が繰り広げられたが、レッドブルのセルジオ・ペレスがクラッシュする波乱で赤旗が掲示された。

 そのQ1では、途中アルファタウリの角田裕毅がトップタイムをマーク。最終的にフェルスタッペンにトップを譲ったものの、2番手でQ2進出を果たした。

 角田はQ2最初のアタックではミスがありながらも、再アタックをうまくまとめて7番手タイムをマーク。最終的に、9番手で今季2度目のQ3進出を果たした。

 ポールポジションを争うQ3では、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が最初のアタックで1分11秒706をマーク。フェラーリの2台を上回ってみせた。

 最初のアタックではアロンソから0.4秒ほど遅れていたフェルスタッペンが、セカンドアタックでそれを上回ったかと思えば、エステバン・オコン(アルピーヌ)がさらにトップタイムを更新する、最後まで誰がポールポジションを手にするか全く予想できない争いが繰り広げられた。

 近年稀に見る激しい予選の結末は、フェルスタッペンが0.084秒差でアロンソを逆転。ポールポジションを手にした。アロンソは惜しくもポールに届かず。3番手は地元のシャルル・ルクレール(フェラーリ)。3年連続のポールはならなかった。

 角田は最終的に9番手。見事な走りを見せて予選を終えている。