鈴鹿サーキットで開幕したF1日本GP。自身3度目の母国GPを迎える角田裕毅(RB)は、FP1を9番手、FP2を4番手で終えた。

 前戦オーストラリアGPで7位入賞を果たし、勢いに乗る角田。今年の日本GPでは、自身初となる母国戦での入賞を目指す。

 今回のレースに向けて、フロアをアップデートしたRB。そのアップデート規模は決して大きくはないようで、しかも角田によると鈴鹿向けのテコ入れではないようだ。ただ角田は今季マシンの特性が変わったことにより、昨年よりもアンダーステアに苦しむことはないのではと話していた。

 そして迎えたFP1で角田は9番手タイムを記録。FP2ではウエットコンディションになったことにより、路面が乾くまではほとんどのドライバーがコースに出なかったが、角田はチームメイトのダニエル・リカルドと共にインターミディエイトタイヤで周回を重ね、長らくタイムシートの最上段に名前があった。角田曰く、これはウォームアップ等に関しての確認作業がメインだったといい、パフォーマンス面に焦点を当てたものではなかったという。

 走行初日を終えての取材で角田は「今のところトップ10は狙えると思いますし、そこまで悪くありません。FP3で皆がプッシュすると思うのでどのくらいの順位にいるかは分かると思いますが、FP1で9番手だったりと悪くないのかなと思いますし、そこまで(セットアップを)大きく変える必要はないのかなという印象です」と比較的ポジティブなコメントを残した。