RBの角田裕毅は、チームのホームレースとなるF1第7戦エミリア・ロマーニャGPで非常に良い滑り出しを見せた。

 FP1ではレッドブル勢の後ろ6番手、FP2ではフェラーリのシャルル・ルクレール、マクラーレンのオスカー・ピアストリに次ぐ3番手タイムを記録した。

「フィーリングは良いです。FP1からとてもポジティブで安定した1日だったし、これから始まるホームレースに向けてワクワクしています」

 そう角田は1日を振り返った。

「(スプリントではない)通常の週末に戻ることで、より快適に感じますし、ストレスも少ないです。同時にパフォーマンスもすぐに発揮できました。今はセッションごとに進歩を続け、すべてをまとめ、マシンパッケージを最大化していきます」

 初日の結果だけを見れば、予選Q3進出、決勝でのポイント獲得に高い期待が持てる角田だが、油断せずにパフォーマンスを最大化したいと語った。

「今のところトップ10は可能性が高いですが、何が起こるかわからないし、中団争いは非常にタイトなままなので、常にシャープでいる必要があります」

「可能な限り高いポジションを目指すのは当然ですが、同時に集中してマシンのパフォーマンスを引き出そうと思っています」

 RBのレーシングディレクターのアラン・パルメインは、マシンの微調整でさらにパフォーマンスを高めたいと語った。

「ユウキは最初の1周目からクルマに満足していたし、その自信をさらに高めてくれた。今日は3種類のタイヤ・コンパウンドすべてを走らせたが、彼はFP2の中盤にソフトでファステストラップを記録し、クルマにはおおむね満足していた」

「いつものように、明日のFP3と予選に向けて微調整し、さらに向上させるために、今夜はちょっとしたことに目を向ける必要がある」