アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1中国GPのスプリント予選で3番手を獲得。特にSQ3は雨に見舞われたため、どれだけリスクを冒すべきか悩まされたという。

 アロンソは中国GPスプリント予選のSQ1を7番手で通過すると、SQ2も8番手。スプリントのポールポジションを争うSQ3に駒を進めた。

 しかしこのSQ3は雨に祟られ、出走全車がインターミディエイトタイヤを装着。ドライコンディションならばレッドブル勢の優位は揺るがないところかもしれないが、降雨により状況が一変。フェルスタッペンは濡れた路面に足を取られ、4番手がやっとだった。

 最速タイムを記録したのはマクラーレンのランド・ノリスだったが、メルセデスのルイス・ハミルトンが2番手になったのを挟んで、アロンソは3番グリッドを手にした。

「かなりストレスのかかるスプリント予選だったね」

 そうアロンソは語った。

「SQ1からレーダーを見ていて、雨が降るかどうかを確認していた。そしてSQ2では雨が強くなる前に順調にタイムを計測し、8番手でSQ3に進出することができた」

「コンディションが変わり、僕らには非常に競争力があった。タイヤは周回を重ねるごとに良くなっているように見えた。でも、雨量が増えるにつれて、サーキットのコンディションは悪化するばかりだったんだ」

 そのためアロンソは、グリップレベルとリスクを天秤にかけ、アタックに挑んだという。

「グリップレベルと、どの程度リスクを取るべきか、判断するのはとても難しかった」

「今週末、まだ2レースが残っている。スプリントでポイントを獲得できることを目指し、そして日曜日に向けて良い予選を戦いたい」